EX工法とダンビー工法でさまざまな管路をスピーディーに蘇らせます。
- 非掘削工法
- 優れた素材特性
- スピーディーな施工
- 幅広い施工条件に対応
- 小口径(100mm)から大口径(300mm)まで対応
●EX工法
塩ビ樹脂をベースとするEXパイプを非開削で既設管内へ挿入し、元の円形状に戻して圧着させることで優れた強度と品質を備えた連続パイプを生み出す小口径更生工法です。特徴
- ●優れた素材特性
- EXパイプは公共工事で50年以上の実績がある塩ビ管と同様の塩ビ樹脂をベースに開発。優れた耐食性、耐摩擦性を有し、長期的に安定した性能を維持すると同時に、塩ビ管と同様の内面平滑性を有する更生管として蘇ります。
- ●安定した品質
- 現場で化学反応をさせないため、工場で製造したパイプの品質そのままに更生が可能。未硬化の心配が全くありません。
- ●高い耐震性能
- 国交省から公表された耐震の考え方への準拠はもとより、地震発生時の既設継手部の変位にも対応できます。
- ●臭気の発生、火災の心配がない
- EXパイプは有機溶剤を使用しないため、臭気対策や火災の心配がありません。住宅地等でも安心して施工できます。
- ●スピーディーな施工
- EXパイプを現場で加熱・拡径・冷却させるため、短時間で施工できます。
- ●適応範囲
- 管種:鉄筋コンクリート管、陶管、鋳鉄管など
口径:本管 ¢200~¢600㎜(自立管使用¢200~¢350)
取付け管 ¢100~200mm(自立管使用¢150~¢200)
延長 ¢300以下:100m、¢350以上:65m、取付け管:8m
管路条件 段差(25mm)、隙間(50mm)、屈曲角(10°) - ●構造図
施工手順
- 洗浄:本管・取付管を止水し、区間内の滞留物を高圧ジェット等で除去します。
- パイプ挿入:マンホールからEXパイプをワイヤーロープで管内に挿入します。
- パイプ形成:パイプを蒸気で過熱拡張させ、管に密着させエアーで冷却します。
- 端末処理:管口仕上げ材で端末処理。取付管の分岐部は内部から穿孔します。
●ダンビー工法
塩ビ製の帯板(ストリップ)を既設管の内側に密着させながら嵌合用接合部材(ジョウイナー)を使ってスパイラル上に制管し、その隙間に高流動、高強度の充鎮材を注入。断面縮小を最小限に抑えた複合管を形成する大口径更生工法です。特徴
- ●あらゆる形状に適応可能
- 円形はもちろん、非円形(矩形、馬蹄形など)にも適応できます。
- ●管体強度の向上
- 既設管・充鎮材・ストリップ管が一体化した複合間を一体化した複合間を形成。新管と同等以上の強度を発揮します。
- ●水密性
- SFジョイナーを用いることで、地盤の永久ひずみ1.5%による管軸方向変位とレベル2地振動による屈曲角が同時に作用しても、内水圧0.2Mpaの水密性を有します。
- ●幅広い施工条件に対応
- 供用中をはじめ、段差、屈曲、曲り部での施工が可能です。
- ●適応範囲
- 管種:鉄筋コンクリート管、鋼管、鋳鉄管など
口径:円形 ¢800~¢3000㎜
非円形 短辺800mm以上/長辺3000mm以下
延長:制限無し
管路条件:<円形管の場合>
段差(100mm)・屈曲角(6°)
曲り(曲率半径20m)・隙間(150mm)
内外圧:内水圧0.3Mpa、外水圧0.2Mpa - ●構造図
施工手順
- 洗浄:高圧洗浄機により、施工区間の管きょ内の洗浄を行います。管きょ内に突起物や欠損、浸入水がある場合は、必要に応じて補修します。
- スペーサー取付:充鎮材注入用のスペーサーをアンカーボルトを使って施工区間の管きょの上部に取り付けます。注入ホース牽引用ワイヤもこの時に通しておきます。
- 製管:ストリップをマンホールから既設管内に引き込んで、管きょ内にスパイラル状に巻き立て、これを製管機を使ってジョイナーで嵌合し、連続したストリップ管を形成します。
- 充鎮材注入:スペーサー内に充鎮材注入ホースを通しながら、既設管とストリップ管の隙間に充鎮材を注入します。