●ケコム工法（KCMM工法）とは
下水道渠布設工事と小口径管推進を組み合わせた工法です。MS-HBMによりケーシングを振動圧入・掘削して円形の発進立杭・到達立杭を構築し、小口径管推進（MarkⅡ・Dash・ビーバー）で任意の方向に推進します。双方を組み合わせることにより工事がシステム化され様々なメリットを発揮していきます。それぞれの機種も優れた特徴を有し、独立で施工することも可能です。
●ケコム工法（KCMM工法）の特徴
MS-HBMは油圧無振動・低騒音型機械で、作業中の上空制限が7.5ｍです。専用機の組み合わせにより、従来工法に比べて多くの作業が標準化、または省略され、大幅な工期短縮・工事費の低減が可能です。
円形立杭を構築することにより、開口面積の縮小が図られます。
また、同一立杭から任意の方向へ複数の推進ができるので、発進立杭の構築が最小限ですみます。掘削土は、MS-HBMではハイドロクラブにより直接ダンプトラックに積み込み、小口径管推進機では排土機のバケットを交換して処分します。現場内は常に清潔で安全な工事ができます。MS-HBMは水中掘削のため、補助工法無しで滞水地盤での施工が可能です。
